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中根 雪江(福井市立郷土歴史博物館蔵)
福井藩重臣。通称は靱負。弘化三(一八四六)年、松平春嶽の側用人となる。将軍継嗣問題で活躍し、後に公武合体運動の推進力となった。文久三(一八六三)年の藩内の政変では横井小楠・由利公正らと対立し蟄居を命ぜられた。 元治元(一八六四)年、再び側用人に復し、維新前後の国事に奔走。新政府では参与となり、内国事務掛を兼ねる。主君春嶽の業績を忠実に著書にまとめた『昨夢紀事』『再夢紀事』『奉答紀事』などを執筆している。